詩の潜む庭
宮﨑智晴展 ― 詩の潜む庭 ―
2026年5月9日(土)~17日(日) 13日(水)お休み
12:00-18:00 (最終日17:00まで)
【トークイベント】5/10(日) 13:00~(30分程度)『私と詩文学』『作品について』詩文学がテーマの今展、宮﨑さんに様々にお話頂きます。
【持参で特典!】「私の好きな詩集」または「私が好きな詩が掲載されている本・雑誌など」を一冊ご持参いただけますと 特製のしおりを進呈いたします。
詩とは
私たちは日々、言葉にならない何かを感じながら生きています。
それは風景の断片であり、人の仕草であり、
詩とは、それらをすくい上げる韻律であり、庭とは、それを静かに囲い込むための小さな空間です。
そして絵とは、その詩情を留めるための器だと考えています。
本展で試みる「詩枠醸成 Shiwaku-Jyouse」とは、枠を設けることで、感情や記憶をゆっくりと熟成させる試みです。
言葉や詩を発端とし、あるいは詩的な構造を借りながら、画面の中に静かな時間を生み出します。
古くから語られる「ミメーシス(模倣)」の考えに従えば、芸術は自然の写しとも言えます。
しかしここで描かれるのは、雄大な自然そのものではなく、記憶の中に残る小さな風景や、身近な気配です。
それは、手帳に挟まれた押し花のように、個人的でささやかな自然の採集でもあります。
本展では、詩人や詩を愛する人々の肖像、そして身近な自然をモチーフとした作品を通して、“詩の潜む庭”をかたちにしました。
どうぞ、ご自身の記憶や感情と重ねながら、静かな時間をお過ごしください。 宮﨑智晴
混合技法(テンペラ・油彩)を主とし 素描(銀尖筆画)、細密水彩画など、多彩な表現方法で制作を重ねる宮﨑智晴さん。
20才から ウィーン幻想派の重鎮、ルドルフ・ハウズナーより直接教えを受けた牛島義弘氏に師事。
ウィーン幻想派の中世・ルネサンスの古典的な技法「混合技法」を習得します。
多大な時間と根気を要する混合技法ですが、この工程でしか出せない密度と現代絵画とは異なる質感が得られるとのこと。
その作品はとても古典的で高雅です。
主に関西方面で活動されていた宮﨑さんは、2023年1月弊ギャラリーでの個展以降、毎年都内や神奈川でも個展を開催。
現在、各地でご活躍です。今展では、前回に引き続きトークイベントも開催予定。
自身が主催する晴工房舎のレターセット等も並びます。どうぞご高覧ください。
宮﨑智晴(美術家)
山口県宇部市出身、大阪府在住。
牛島義弘氏(1947~2010)に師事しウィーン幻想シュールレアリスム派の技法を継承。

