秋思の午餐
兼子 美由起 陶展 ―秋思の午餐ー
2023年11月3日(金・祝)~12日(日)*7日(火)休み
12:00-18:00(最終日は17:00まで)
【在廊】 11/4(土)13時~, 10(金)13時~
時を止めたような美しいうつわと過ごす、心が満ちた時間。
秋の柔らかい日差しのなか 遅い午後の穏やかな食事を楽しむ。
兼子さんはミウコネアンという工房名で、つくばから鎌倉に居を移して 紐作りで手ろくろのみを使用して制作しています。
電動ろくろによらないその作り方は、時間は少しかかりますが形にこだわる作陶が出来るそうです。
アンティークのようなその形と 白とオフホワイト、艶消しの黒という落着いた色合いが趣きを醸成し
料理を盛る器としてのしっかりとした質感にあわせ 静物画のような情景を作りだします。
ミスアレントというオンライン古書店も営み、これまで数々の展示で「うつわと古書」を同時にみせてきた兼子さん。
今回古書は並びませんが、古びの美しさに思いを馳せるような展示になるかと思います。
兼子さんの都内での個展はとても久しぶりとなります。
ビルの2Fのドアの向こうにひっそりと並んだその静謐な佇まいをどうぞたくさんの皆様にご覧頂ければと思います。
兼子美由起
岩手県盛岡市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修了。ロンドンで陶芸の基礎を学ぶ。
その後シンガポールで中国人陶芸家と出合い作陶の世界へ。