ふきよせ
木村萌 展 ―ふきよせー
2024年1月6日(土)~14日(日) *10日(水)休み
12:00-18:00(最終日は17:00まで)
【在廊】6(土) 7(日) 16時頃まで 8(月) 13(土) 14(日)
風に吹かれて木の葉が集まり、また散開していくように、日々の様々な情景が現れ去って繰り返される。気ままな記憶の明滅。
新旧作品から、様々な表現方法の作品を織り交ぜて構成しました。 木村萌 moe kimura
大学院在籍中にベトナムのシルクペインティングの技法に出会い、透ける薄い布地に水彩や日本画材を用いて
作品を描くようになった木村さん。表面だけではなく、内部の木枠なども含めてひとつのかたまりを絵画として捉え
そこに光があたって陰影が生まれることで幽玄な世界観をつくろうと試みています。
名前もなく素材のままの存在を「ドウ」と呼び(英語の「生地」・「名無し」から)それをモチーフとし
分類されない不確かな存在を、確かな存在として描いています。
薄い布に描いた淡い夢のような作品はどこか儚くいずれ消滅していくものの 一瞬の美・景色をとらえる時間を共有することのようにも思えます。
今展では、布地+木枠で構成される作品と、木端に油彩で描いた「悪庭」シリーズを出品。
約2年ぶりとなる木村さんの個展を是非ご高覧ください。
木村萌
1992年 埼玉県生まれ
2017年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2019年 ベトナム留学
2020年 東京芸術大学大学院美術研究科油画技法・材料研究室 修了
https://www.instagram.com/moe7600